家族、故郷、次世代への愛を大切に 突き進んできた美容道  株式会社 GIVALE 代表取締役 出口真一 様

家族、故郷、次世代への愛を大切に 突き進んできた美容道  株式会社 GIVALE 代表取締役 出口真一 様
株式会社 GIVALE 代表取締役 出口真一 様

■プロフィール

長崎県五島列島出身。高校を卒業後、大阪市内のサロンへ就職し9年間で3社を経験。在職中に伊丹の店舗で研修をしたことが縁で、伊丹市桜ヶ丘に「美容室RUN」を開業。2年で店舗を拡張し、隣にエステサロンもスタート。その後、オリジナル商品の開発や美容師育成にも力を注ぐなど、美容院の経営以外も展開。平成28年10月に駅前ビル・くらすと伊丹内に「美容室RUN 伊丹駅前店」を息子である出口正規氏を店長に迎え入れて創設。美容師の顔の他に、美容室2店舗とエステサロンを経営するオーナーとして現在に至る。スポーツは学生時代から空手、社会人になってからゴルフや合気柔術を続けている。
※尚、苗字の出口は「いでぐち」と読みます。

「子育てを重視」出発場所を伊丹に選んだ理由


阪急伊丹駅を東に出ると、バス停の間にある信号を渡って目の前にあるガラス張りの複合商業ビル。1階にはパン屋さんがあり、二階へ上がるとすぐ左に茶色のオシャレなドアが。入るとスタッフの方々が笑顔で出迎えて下さり、更に奥へ行くととても開放感のある店内。都会まで足を運んだかと錯覚させる雰囲気にぴったりのファッションセンス抜群のモデルのような出で立ちで、オーナーの出口(いでぐち)社長が登場した。
大阪市内のサロンで9年間経験し、27歳の時に独立を決意。どこで開業するか考えた時に出口社長が一番重要視したのは「子育ての環境が良いところ」だった。大阪中心部で店舗を構えれば人も多く結果が出やすいが、子育てするイメージが全く湧かなかった。日本一海が綺麗な五島列島出身の出口社長は、自分の生まれ育った故郷のようにわが子を伸び伸びと育てたかったのである。そんな中、サロン勤務時代に研修で通った伊丹市が候補に挙がった。当時の伊丹市は田んぼが多く、生活環境や利便性も良い人気エリア。重要視した条件とイメージをクリアしたため、伊丹市桜ヶ丘に7坪の店舗を設けて開業に踏み切った。

順調に進むビジネス展開。その中で気づいたこと


スタートから順調に売上を伸ばし、わずか2年で7坪から20坪の店舗に移転。更に隣の店舗にエステルームも開始した。また伊丹市西台にも店舗を設けて美容師の育成を行うなど、当時の従業員は10人となり、順調にビジネスの広がりをみせていた。しかしそんな中、多くの人材を抱えることで育成の難しさを知ることになる。人材育成はどの企業でも決して一筋縄ではいかない悩ましい部分で、従業員を多く抱えれば抱えるほどそのハードルは上がっていく。
出口社長は一人一人の人生を長い目で考えてくれる愛情の深い方だ。美容師という一人の人間を育てるには技術向上だけではなく、組織の中に揉まれて学ぶことで、その人の美容師人生の可能性や次のステップに繋げてあげたいと思っていた。しかし店舗も増え、自身も美容師として働く中、更に従業員達を一人で育成するのは至難の業だった。その時、理屈がわかっていても体言化するのは難しいと学んだ。

悩んだ末、多くの従業員を抱えていた西台の店舗を後輩へ譲った。手放したことで夢にも出てくるほどだったが、出口社長は今の伊丹駅前に新たな店舗を構え、自分が仕事している姿をずっと見てきて美容師になった息子の正規さんを店長に招いた。現在の社員数は6名。次世代の子のために修業を重ねて独立するのではなく、出口社長は今「独立をしない」を最先端として新たな育成方法に取り組んでいる。独立すれば誰にも縛られずに好きなことをやってトップに立てるが、その分リスクは多いことを経験してきた。これからは美容師同士がそれぞれの価値観を認め合い、共有していくことでより良いものが提供したい。スポーツで言うチームプレーのような方針にたどり着いた。

インスタグラムの存在と故郷への思い


映画を観て自分にはない感性を取り入れるのが好きな出口社長が自分の世界観を広げるために使っているのが「インスタグラム」だ。世界中の美容師達がインスタの世界でヘアカットやアレンジなど様々な技術を自由に披露しており、良いと思う作品を見ては「こんな世界観があるのか!」と驚き、自分の常識を壊しながら自身の新たな成長に繋げている。「トップに立つと誰も注意や指導をしてくれなくなる」はだかの王様にならないため、自分を育てるツールとしてインスタは大切な存在だと豪語する。時にお店のグループLINEで他の社員にも共有して刺激し合う。合気柔術を嗜んでいる経験から、様々な方法で心身のバランスを整えることを常に心がけているのが伝わってくる。

そんな出口社長の心の中に常に寄り添っているのが故郷。五島列島独特の方言で「ぎばれ」は「がんばれ」を意味し、この言葉を会社名に採用した。更にVとLを使うことでヨーロピアンな雰囲気を出し「GIVALE」の綴りに。また会社ロゴマークは日本一綺麗といわれる高浜海水浴場をイメージして砂浜の白・浅瀬のエメラルドグリーン・水平線沖のコバルトブルーで表現。こだわり貫いた会社名とロゴマークには、自分の原点=故郷を大切にする思いが溢れている。

取材後記


お客さんも出入りする店内にあるロビーでの取材。こちらの質問を真っ直ぐな瞳で真摯に聞いて下さる出口社長。常にお客様にいかに愛を持って提案し、ベストコンディションに持っていくかを親身になって考えて下さる熱意に感動しました。ここまで自分のことを考えてくれる美容院にぜひ通ってみたいと惹き込まれた時間でした。出口社長、この度はありがとうございました!

BRONZE PARTNERカテゴリの最新記事